『響〜小説家になる方法〜』の凄さ

去年こんな映画が上映されました。

 

『響ーHIBIKIー』

 

近所の書店で予告が流れているのを見たのが初見でした。その後、それの原作がビックコミックスペリオールで連載されている『響〜小説家になる方法〜』だと知りました。しかし、別に興味もなかったので1年ほど放置していたんです。

 

それを今更ゲオのおすすめマンガの棚で発見し、1巻読んでみるかくらいの軽い気持ちで手に取りました。でも、この漫画1巻時点ですごく面白かったです。小説家を題材にしているので、文字数が多く、静的な物語なのかなと思いきや、、、

 

天才×バイオレンス

 

この漫画イカれてます!そしてサイコーです。

 

この漫画の主人公・鮎喰響は小説を書くべくして生まれた天才です。しかし、その素行は自己中心的で、気に食わない相手には暴力も厭いません。でも、あまりにも彼女の描く小説が天才的すぎるので、その行動も正道となってしまいます。

 

この漫画で凄いのは彼女の小説を読む前と読んだ後の人物の変わりようです。横柄な態度をとっていた大物作家ですらこの小説を読むと完全に響を慕うようになっていくのです。このスカッと感が堪りません。

 

そして、この構図どこかで見たことありませんか?

 

そうなんです。この構図、水戸黄門にそっくりなんです。どんな悪代官だって格さんが懐から出す印籠を一目見れば、ご隠居の前にひざまずきます。この日本人に昔から愛されてきた構成のエッセンスがこの漫画にも見ることができます。

 

そんな僕イチオシの漫画、是非チェックしてみてください!